
崖の上のポニョは死後の世界を描いているという都市伝説があるのはご存知ですか?
今回は死後の世界についての考察や、フジモトとトキさんとの関係性についてなどまとめたものをご紹介いたします。
目次
崖の上のポニョ都市伝説!死後の世界考察まとめ
ブリュンヒルデは北欧神話に登場する「ワルキューレ」の一人と同じ名前です。
ワルキューレは死んだものを神殿に連れていくという役割を担っており、その名前を同じポニョは「死神」を表しているのではと考察されています。
ポニョの本名は「ブリュンヒルデ」
ブリュンヒルデは北欧神話に登場する「ワルキューレ」の一人と同じ名前です。
ワルキューレは死んだものを神殿に連れていくという役割を担っており、その名前を同じポニョは「死神」を表しているのではと考察されています。
水没町にいた古代魚は「回帰」を表す
ポニョと宗介が二人で大冒険するのは「ポニョが人間になるための試練」なのです。
魔法の力で遠くはるかに滅んだ古代魚が登場したのは「回帰」を意味していると考察されています。
回帰(かいき)とは一般にはもとの位置または状態に戻ること、あるいはそれを繰り返すこと。これに関係する概念として次のものがある。
ポニョが魔力を持たないただの人間になるためにはまずは魚の姿に戻る必要があり、この後のトンネルシーンでポニョは魚の姿に戻ってしまいます。
くらいトンネルは「産道」を表す
次に真っ暗なトンネルが現れポニョは「ここ、きらい」とつぶやきます。
ここではポニョが人間になるための試練でいうラストステージ。
トンネルは「産道」でありポニョが人間へと変わる通過点を表しているようですね。
人間になるには魚の姿に戻った「本当の自分」を見て、その全てすらも愛してもらわなければならない。
ポニョがこのトンネルを嫌がった理由は、宗介に嫌われてしまうのではないかといった不安や焦り、恐怖からきたものだと考察されています。
久石讓が「死後の世界」とコメント
崖の上のポニョの音楽を作曲するにあたり「死後の世界や輪廻天性などの難しいテーマを投げかけながら、子供達からは硝煙んお冒険物語に見えるという二重の構造を表現するのが難しかった」とコメント。
「崖の上のポニョ」は死後の世界を描いていることに間違いなさそうですね。
崖の上のポニョ裏設定まとめ
崖の上のポニョの英語タイトルがとっても長い!
ジブリは今や世界中で上映されているほど大人気な作品です。
崖の上のポニョのタイトルの英語版は「”Ponyo on the cliff by the sea” 」と表記されます。
直訳すると「海の崖の上のポニョ」。
海外で上映するにあたってわかりやすく、海のお話しであるということを強調したかったのでしょう。
あまりにも長いため、「Ponyo」だけの表記になっていることもあるようです。
崖の上のポニョの舞台は広島県にある「鞆の浦」
大好きな夏! 大好きだけど、歳のせいかバテやすい。。チクショー。。
— 鞆待宿 - tomomachiyado 【鞆の浦】 (@tomomachiyado) August 6, 2020
今日は、また違う角度からの常夜燈です。
・#鞆の浦 #tomonoura pic.twitter.com/4vCAAg5Zmc
鞆の浦は広島県の瀬戸内海にある港町で、よくテレビドラマやハリウッド映画のロケ地としても使用されています。
崖の上のポニョでは「水」の動きや色彩の表現を極限まで追求するために、宮崎駿感覚は数ヶ月ここに滞在したようですね。
小トトロが登場している!
宗介とリサの家でのシーンに小トトロが登場しているんです。
夫の耕一が帰ってこないと腹を立てたリサが缶ビールを開けた際に泡が噴き出すというシーン。
冷蔵庫の方に小トトロのマスコットが飾られています。
ラーメンのネギは実はほうれん草だった!
宗介とポニョが二人で食べる即席のラーメンには大きなハムとゆで卵、ネギがトッピングされています。
当初宮崎駿監督は、ほうれん草がのっているラーメンが大好物で、ほうれん草にする予定だったそうです。
しかしほうれん草をアニメーションで描くのが大変難しく、仕方なくネギへと変更されたようですね。
フジモトは元人間!トキさんとの関係性
ポニョの父親であるフジモトはもともとは人間でした。
人類の破壊性に愛想を尽かし、また母なる海「グランマンマーレ」との出会いで恋に落ち魔法使いとなりました。
老人ホームにいるトキさんだけが知っている
トキさんは最初からポニョを見たときに「人面魚」だと指摘し「昔から人面魚が浜に上がると津波が来るって言うんだよ」と発言しています。
他のお年寄り達はこれについて言及などリアクションはありません。
津波がきたときに、町の人たちがさほど困っていないのは"以前にも同じような津波の経験をしている”からだと考察されています。
そして「人面魚が浜に上がると津波が来る」という関係を知っているのはトキさんだけなのです。
フジモトの母親はトキさん?
フジモトとグランマンマーレが宗介とポニョのように出会い、恋に落ちその時も津波がきた。
フジモトの母親であったトキさんはリサのように祝福はせず、猛反対したのかもしれません。
母なる海である「グランマンマーレ」が海を捨てることはできず、フジモトが海に入る選択を選んだとしたらどうでしょう。
フジモトの母親トキさんは大切な息子を海に取られてしまい、フジモトも祝福されず「人間の町には二度と帰らない」となってしまった。
トキさんが、「人面魚なんかやめときな」と言ったり、リサを差し置いてトキさんが宗介を抱きしめて喜んだ理由は、息子であるフジモトを宗介に重ねて見ていたのではないでしょうか?
そう思うと、フジモトとトキさん。鼻など似ているような気もしてきますよね!
崖の上のポニョ考察まとめ
崖の上のポニョにはいろいろな考察と謎がちりばめられていますよね。
「子供がわからなければ意味がない…」と宮崎駿監督がつぶやき制作された本作ですが、子供が見れば冒険譚、大人が見れば深い死後の世界…。
とても深い仕上がりになっていますよね!
これらを知った上で一度視聴してみてはいかがでしょうか。