ボルダリングの基本的なルール・マナー・注意点をご紹介!

 

クライミングの中でも、ボルダリングはロープやハーネスなどといった道具を使わずに、

自分の体一つで課題をクリアしていくスポーツです。

道具と言えば、クライミングシューズとチョーク程度なので、

とても安価なスポーツとも言えるでしょう。

また、一人でコツコツと登っているイメージがあると思いますが、実は初めてジムに来た人や、

上級者まで様々な人とコミュニケーションをとりながら

話しながらチャレンジすることもできるスポーツでもあります。

そんな気軽に楽しくできる噂のボルダリング!

ジムに行く前になんとなくルールを知っておきたいですよね。

もちろん、ジムに行けば、スタッフが親切に教えてくれますが、

ここで少し基本的なルールやマナーなどをある程度頭に入れておいてから、

ボルダリングジムに向かうとスタッフの言ってることがすんなりと理解できるかもしれません。

ぜひ一緒に確認しましょう!

 


【ボルダリングジムのルールについて】


 

まず、ボルダリングとは、どのように遊ぶスポーツなのか、基本的なルールを確認していきましょう。

 

⑴ボルダリングに必要な道具って?

 

 

ボルダリングに必要な道具はクライミングシューズとチョークのみです。

ボルダリングジムに行く場合は、最初は基本的には動きやすい服装のみでOK。

ほとんどのボルダリングジムでクライミングシューズとチョークを貸し出ししているので、

最初は借りるといいでしょう。

慣れてきたら、自分に合ったシューズを購入すればいいと思います。

 

⑵ウォームアップとストレッチをお忘れなく!クールダウンも!

 

 

ボルダリングジムに着いて手続きを済ませ、着替えたら、いよいよ!!と焦ってしまい、

ボルダリングの壁を登ってはいけません!!!

他のスポーツと同様、ストレッチをしましょう。

指、手のひら、腕、肩、股関節、太もも、足首とあらゆるところを伸ばしましょう。

一見腕しか使わないように見えるボルダリングですが、全身運動です!

さまざまなムーブをするのに、体のあらゆる部分を使いますので、

スタートする前に必ず体全体のストレッチを行いましょう。

怪我を予防するばかりか、ムーブも決めやすくなり、課題もクリアしやすくなるでしょう。

また、忘れがちなのがクールダウンです。

体をいっぱい動かし、普段使わない筋肉も使うので、使った筋肉をほぐしてあげてください。

 

⑶壁に貼られたテープの意味とは?

 

 

ボルダリングジムの壁にはホールドと言われる壁を登る際に手がかりとなる突起物の他に、

所狭しとカラフルなテープが付いています。

よく見れば、同じ色でも5cmくらいの1本線のもあれば、テープの形がクロスになっていたり、

番号が振られていたりします。

テープの色は難易度別になっています。

これは、ボルダリングジムによって異なります。

訪問先のボルダリングジムの壁を見てみてください。

おそらく難易度をあらわす表があります。

ピンクテープは8級、白テープは1級などというものです。

級の数字が大きいほうがレベルが簡単ですので、初心者の方は数字の大きい課題から取り組みましょう。

そして、ジムでは1つのレベルにつき、いくつもの課題があります。

テープの分け方もボルダリングジムによって違い、同じテープの色・形で分けられていたり、

同じテープの色と記載されている番号で分けられています。

その中で、自分がチャレンジしたいものを1つ選んで登り始めてください。

もし、その課題に何度取り組んでもうまくいかなくて、切り替えが必要だったり、

その課題がクリアできたら、他のシェープ(例:V)のをやってみましょう。

また、1つの色の課題ができるようになってきて、自信がついたら、

ぜひ次の難易度の課題に挑戦してみてください。

 

⑷テープに書いてある「S」「G」とは?

 

 

「S」はスタート。「G」はゴールです。

「S 右」・「S 左」というのもあります。

「S」と記載があれば、ボルダリングは基本、両手スタートで、両手ゴールですので、

両手を「S」(スタート)マークのホールドに添えてスタートしてください。

「S 右手」「S 左手」となっている場合は指示通り「S 右手」に右手を、「S 左手」に左手を

持ってからスタートです。

同じテープがついているホールドをたどって「G」(ゴール)を目指して進んでください。

「G」(ゴール)を両手で3秒つかんだら、成功です!

 

⑸登り方にもルールはあるの?

 

 

先ほどのルールを守っていれば他のルールはありません。

指定されたホールドであれば、足で使っても手で使っても問題ありません。

使わないホールドがあっても良いのです。

ただ登り方にはルールというよりも、コツやテクニックがあります。

それは登っているうちに体が自然と覚えたり、

他のクライマーを見たり、経験者に聞いたりして学べます。

ボルダリングジムを訪れる際、おそらく初心者か経験者かなどということが問われ、

初心者である場合には、ジムのスタッフが丁寧に登り方は説明、実演、アドバイスしてくれます。

また、経験者であっても、自分の登り方に自信がなかったり、どうしても課題がクリアできず、

その課題に合った正しい登り方があるのではないかと疑問に思った場合には、

ぜひスタッフに聞いてみてください。

また、ボルダリング初心者ではなくても、初訪問のボルダリングジムでは、

スタッフが難易度のことなどを説明してくれると思いますので、どうぞ安心してください。

 

⑹ゴールできた!あれ?でもどうやって降りるの?

 

 

ゴールのホールドを3秒持って課題がクリアできたら、

あとはそのまま安全を確認して飛び降りてもOKです。

でも、高さもあってちょっと怖いなぁという場合は、

自分が登った課題のホールドでなくても使ってもいいので、

安全に気をつけながら降りてください。

マットから降りたら、他の人が近くの課題に挑戦できますので、

速やかにマットから降りましょう。

 


【ボルダリングジムでの注意点】


 

さて、ボルダリングの基本的なルールが分かったところで、

安全にクライミングをするための注意点をご紹介いたします。

 

⑴爪は切り、髪は結びましょう

 

 

 

ボルダリングでは手の平だけではなく指先も使います。

指先や爪に負荷がかかった時に、爪が割れてしまう可能性が高いです。

ですので、伸びてはいないかな、というレベルより、きちんと切って来ましょう。

また、一生懸命登っていて、爪の先がガタガタになってしまうこともあります。

気になる場合、ジムの後に大切なイベントがある場合、

またはストッキングを履くのに伝線してしまいそうなどという場合は、

爪やすり(ネイルシェイバー)を持参してもいいかもしれません。

また、髪の毛についてですが、ボルダリングをしている時に長い髪を誤ってホールドと

一緒にギュッと握ってしまって髪の毛が抜けたり、切れたりすることがあるかもしれません。

また、壁を登っている最中に邪魔になってホールドが見えないなどということがあるかもしれません。

ある程度の長さがある場合には、髪の毛を結んで登るようにしましょう。

 

⑵指輪、時計、アクセサリーは外し、眼鏡は固定

 

 

リング(結婚指輪も含む)、時計、アクセサリーはボルダリングをする上で、

付けているとその物自体に傷がついたり、怪我につながるものです。

必ず外してから、壁を登るようにしてください。

ジムには貴重品ロッカーがあります。

そちらのロッカーを利用し、安全に保管するようにしましょう。

また、眼鏡に関しては、外れると危ないので、

絶対に外れない!と自信が持てるくらいに固定しましょう。

 

⑶裸足では壁を登らないでください

 

 

ほとんどのボルダリングジムで禁止なのが、裸足でそのまま登ることです。

これは自分が良くても、他の人から見たら衛生上よくないです。

また、ホールドはやすり以上にザラつきがあり足を怪我してしまう可能性があります。

 

⑷飲酒をしていたり、健康に不安がある場合はボルダリングをしないこと

 

酒気を帯びている状態で壁を登るのは、自分にとっても周りのクライマーにとっても大変危険です。

お酒が完全に覚めてから登るようにしましょう。

また、他のどのスポーツとも同様、健康に不安がある場合にはボルダリングも控えましょう。

安全に登れる体調を取り戻してから、登りに行きましょう。

 

⑸暑さと寒さの対策は万全に!

 

ボルダリングジムは夏場は冷房、冬場は暖房が効いていますが、運動すれば暑く、

その後少しすると待機している時間は多少ひんやりと感じることがあるかもしれません。

簡単に羽織れる上着を持ってくるとよいでしょう。

その時、ポケットの中が空になっていることを確認してください。

上着を着たまま壁を登り始めると、ポケットの中に入っている物が落ちる可能性があります。

危険ですので、必ず確認してください。

 

⑹靴下は履くの?

 

レンタルシューズを借りる場合は必ず持ってきてください。

まずは、ボルダリングをしている時に足が蒸れるということを理解してください。

レンタルシューズの場合、他の人が蒸れた足で履いていたと考えてよいでしょう。

ボルダリングジムではスプレーをしたりして、なるべく清潔にはしていますが、

それでも気になる人は多いのではないでしょうか。

レンタルシューズの場合、次にレンタルする人へのマナーのためにも靴下着用を必須にしています。

また、自分のシューズでも同様に自分の足が蒸れ、臭いがシューズにつくかもしれません。

 

 

⑺手の皮が剥けたり、マメができたりします

 

 

ボルダリングをしていると普段では使わない力が手にかかり、手の皮が剥けたり、

手のひらにマメができることが多々あります。

特に初心者の方はまだ皮が薄いので剥けやすく、手に余計な力も入りやすいので、

マメもできやすいです。

ジムには基本、絆創膏やティッシュ、テーピングなど用意されていますので、

必要な場合はぜひお声がけください。

 

⑻壁に空いているボルトの穴に指を入れない

 

 

程よいホールドが無い時に、壁に空いているボルトの穴に指を入れてしまいたくなることがあります。

でも、絶対やってはいけないことの1つなのです。

そればかりか、国際スポーツクライミング連盟の公式ルールとしても、

手での使用は禁止となっています。

穴に指を入れて、抜けなくなってしまうかもしれません。

指を切断してしまうこともありますので。

ちなみに、ホールドを固定するためにボルトを使っていますが、

すでにボルトが入っているところで数ミリ残っている穴を使うのは公式ルール的にはOKです。

 

 

⑼着地の仕方

 

 

着地をする時に気をつけることが3つあります。

①飛び降りるのに安全な高さか確認する

②下に人がいないか確認する

③着地する時には必ず足からする 

 

この3つを守っていれば、安全に降りることができるでしょう。

手をついて落ちると大きな怪我をしてしまうかもしれませんので、気をつけてください。

また、足で着く時も足の裏全体がマットにつくように降りましょう。

足のサイドをつけてしまったりすると、捻挫や骨折といった怪我をしてしまいます。

 


ボルダリングジムでのマナー


 

ここでは、ボルダリングジムで怪我や事故を起こさないために、

守らなければいけないマナーをご紹介いたします。

 

⑴すでに登っているクライマーの交差する課題や邪魔になる課題をスタートする

 

 

ボルダリングジムによっては、1つの壁に対して、

一人しか登らないとマナーを徹底しているくらいに気をつけなくてはいけないことです。

すでに誰かが登っている課題のすぐ側でボルダリングをするのは大変危険です。

すでに登っているクライマーの真下にいれば落下や、

着地の時に上からクライマーが落ちてくるかもしれません。

また、真下にいなかったとしても、失敗して落ちてくる時などに急にクライマーの視界に入ってしまい

体制を崩させ、大きな怪我をさせたり、自分も怪我を負うかも知れないからです。

また、それ以外にもすでに登っている人の気を散らせてしまうかもしれません。

もしかしたら、その登っているクライマーはもう何ヶ月もその課題に取り組んでいて、

今日は腕ももうパンパン、でも最後のチャンス!と必死の思いで登っているかもしれません。

 

⑵何度も登り続ける

 

 

一度、トライしてマットに降り、その後またすぐに登るのはマナー違反です。

これでは他の人が登る余地がありません。

壁を独占してしまうことになりますし、また連登すると疲労にもつながりますので、

ちょっと休憩を取ったりして、誰か他に同じ壁を登ろうとしている人がいないか、確認しましょう。

また、グループや家族で登っている時に立て続けに自分と同じグループの人や家族が登っていると、

他の人たちがその壁に登りにくい雰囲気を作ってしまいます。

楽しんでいる時にも他のクライマーへの配慮を忘れないように心がけましょう。

 

⑶マットの上に座る

 

 

疲れた時、マットの弾力が心地よく感じて、つい座ってしまいたくなるかもしません。

しかし、基本、マットに上がるということは、課題に登るということです。

ですので、登らないで待っている時、観察している時はマットに座るのではなく、

マットから外れたところで待機しましょう。

 

 

⑷マットの上に物を置く

 

 

マットの上に座るのと同様、マットの上に物を置くのもマナー違反です。

マットの上にチョークバッグや靴などの持ち物を置くと、

登っている人や登ろうとしている人の邪魔になってしまいます。

降りてくる人が着地するタイミングでチョークバッグがマットの上にあったら、

チョークが吹き出てきて、ジムを汚してしまうかもしれません。

マットの上には物は置かないようにしましょう。

 

⑸オブザベーションの徹底

 

 

オブザベーションとは、自分がこれから登ろうとする課題について、よくホールドを見て、

登る順序や登り方をイメージすることです。

自分のこれから登る課題をイメージしてから登ると、手順や足順を考えてから登るので、

いきなり登るより無駄がなくなります。

マットの上ではせず、オブザベーションをしてからマットに上がるようにしましょう。

 

⑹ジム内を走らない

 

 

ジムの中で走ると、登っている人の妨げになったり、

ぶつかってしまって思わぬ怪我を招いてしまう可能性があります。

ジムの中では歩いて移動するようにしましょう。

 

⑺親御様の監視

 

 

最近はお子さんにボルダリングをさせてみたいと連れていらっしゃる親御さんがいます。

子供でも楽しめるボルダリングジムに連れてきて、親子一緒に登るのは最高のこと!

そして決められたスペースでお子さん達に遊んでもらうのも問題ありません。

しかし、親御さんが夢中になって壁を登ってしまい、

子供から目を離してしまったということが起きないように気をつけましょう。

お子さんがマットや壁に登ってしまって、他の人の邪魔をしてしまうかもしれませんし、

大怪我をしてしまう恐れもあります。

また、お子さんが登る時にはよく見てあげましょう。

安全に登り降りできるように、スポットもしてあげましょう。

スポットの仕方はボルダリングジムのスタッフにぜひお尋ねください。

お子さんの登り方を見ることは、安全のためもですが、

ムーブやホールドの仕方などをアドバイスしてあげたりして、

親子のよいコミュニケーションとなります。

 


まとめ


 

 

ボルダリングの基本的なルール・マナー・注意点をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

ルールでは、なるほど!と思っていただけたことも多々あったのではないでしょうか?

マナーも知っていると、他の人に迷惑かけることがなくなり、

皆さんに気持ちよくボルダリングジムをご利用いただけます。

注意点でご紹介した爪、髪、靴下のことなどはボルダリングジムへ

出発する前に整えておきたいことでしょうから、ぜひご参考になさってください。