東京オリンピック新種目「スポーツクライミング」知っておきたい3つのコト!

東京オリンピック新種目「スポーツクライミング」知っておきたい3つのコト!

 

東京オリンピックより新種目に追加された「スポーツクライミング」。

「スポーツクライミング」を皆さんはご存知でしょうか?

東京オリンピックが始まってからではアツいシーンを見逃してしまうかもしれません。

東京オリンピックが開催する前に3つの知っておきたい

「スポーツクライミング」の知識をご紹介いたします。

 


1.スポーツクラミングは3つの種目で順位を決める!?


 

スポーツクライミングは3種目、

・ボルダリング

・リード

・スピード

の複合種目となっております。

 

おそらく、皆さんが一番見たことある、やったことあるという種目がボルダリングだと思います。

 

 

ボルダリングは高さ4〜5mほどの壁をロープを使わずに登ります。

競技としてのボルダリングは様々な角度の壁に設定されている、

複数の課題を制限時間内にいくつ登れたかを競います。

 

リードは見たことある方は多いかもしれませんが、

実際に体験したことある方は少ないのではないでしょうか。

 

リードはロープを使い、

高さ12m以上の壁に設定されたコースを制限時間内にどこまで到達できたかを競います。

陸上競技で言えば、マラソンのような競技ですね。

 

スピードはスプリント種目になります。

高さ15mに、ホールドの形状・配置がすでに決まっているコースが設定されており、

そのタイムを競います。

初心者の方が見てて、一番わかりやすいのがこのスピード種目ではないでしょうか。

 

東京オリンピックの種目となっている「スポーツクライミング」はこの3種目の合計で順位を競います。

 


2.それぞれの勝負のカギとは!?


 

では、「スポーツクライミング」3種目のどこに注目すればいいか。

オリンピックの時にどこで盛り上がればいいか。

ご説明いたします。

 

ボルダリングは複数のコースが設定されています。

その1つ1つのコースに対して制限時間が用意されています。

制限時間内であれば、落ちたとしても何度もトライしても大丈夫です。

ということは、選手にはそれだけリスクがある動きが要求されてきます。

 

足がすごく滑りやすい角度についてあったり、

飛ばないと届かないようになっていたり、

飛ぶだけでなく、そのあとに足を次のホールドに置かないと落ちるようになっていたり、

走り抜けたり、

と様々な動きが出てきます。

 

制限時間内でその動きを見極め、実行する高い身体能力と洞察力が勝負のカギとなってきます。

 

リード種目では、12m以上の壁をロープを使い、コースの途中にある支点にロープをクリップしながら

登っていきます。

もし1つでもその支点を飛ばしてしまうと失格となります。

 

選手がそのコースをどこまで登れたか、到達高度で順位が決まってきます。

コース内のホールドには順番がつけられており、同じ到達高度だったとしても27個目のホールドを掴んで

そのまま落下したか、28個目を取りにいって落ちたかでも順位が変わります。

選手は次のホールドを死に物狂いで取りにいくので、見ていて手に汗握ります。

 

そして、ボルダリングに比べると非常にコースが長いので持久力が必要となってきます。

動きがそこまで派手ではないのですが、要所要所に出てくる核心と言われる難しいポイントを乗り越えて

完登を目指さなければなりません。

長いコースを登るための持久力と、なるべく無駄な力を使わないこと、

そしてしっかりと筋肉を休めることができるかがポイントです。

 

そして、駆け引きも重要です。

登っている選手は、観客の声援や盛り上がり方などで、他の選手がどの辺りまで登っているか、

どの高さまでいくと優勝ラインが見えてくるかが感じ取れるのです。

そして、その優勝ラインを超す1手を最優先に考え、出しきるのか、

その先まで狙い他の選手にプレッシャーをかけるのか、その時々で登り方を変えないといけません。

 

1発勝負で落ちたら終わりという緊張感の中で戦略を立てなければならないので、

高い経験値と冷静さ、そしてテクニックが勝負のカギとなります。

 

スピード種目は他の2種目と比べると大きく異なります。

ボルダリング・リードはどんな課題が出てくるのか、競技が始まらないとわからないのに対し、

スピードはあらかじめ決められたホールドの配置・形状なのです。

目を瞑っても登れるのではないかというくらい、同じコースをひたすら練習し、体に染み込ませ

タイムを競うのです。

そして、会場には2つの同じコースが並び、2人の選手が対決をします。

速い選手が勝ち抜いていくという見ていてシンプルな競技性なので初心者でも見ていて楽しめるのが

このスピード種目です。

15mの壁を男子は5秒台、女子は7秒台というとてつもない速さで駆け上がって行きます。

 

五輪の新種目となるまでは、ボルダリングに特化した選手、リードに特化した選手、

ボルダリング・リードどちらも万能にこなす選手、スピードに特化した選手がいました。

しかし、新種目となり全てを万能にこなす選手が代表選手となるため今まであまり馴染みがなかった

スピード種目も練習に取り入れなければなりません。

2020年までにこのスピード種目の練習にしっかりと取り組むことこそが勝負のカギとなります。

 


3.東京オリンピック新種目「スポーツクライミング」は日本が金メダル最有力候補!?


 

タイトルにあるように、日本の選手は層がかなり厚く、

東京オリンピックにおいて金メダルを取れる可能性が十分にあります。

 

日本男子・女子の10代の若手選手から20代後半のベテラン選手の中から、

ボルダリング・リード・スピードの成績を参考に注目選手をご紹介させていただきます。

 

【東京オリンピック日本代表候補・注目男子選手1/4】

■藤井 快(フジイ ココロ)

1992年11月30日生まれ

東京オリンピック開催時:27歳

 

2018年2月に行われたボルダリング日本一を決める大会「ボルダリングジャパンカップ」で

史上初の3連覇を達成し、現在、日本ボルダリング界で日本最強の選手です。

また、2018年3月に行われたリード日本一を決める大会「日本選手権リード競技大会」でも

決勝に進出し、ボルダリング・リードの2種目でしっかりと成績が残せている選手です。

 

【東京オリンピック日本代表候補・注目男子選手2/4】

■楢崎 智亜(ナラサキ トモア)

1996年6月22日生まれ

東京オリンピック開催時:24歳

 

「ボルダリングジャパンカップ2018」3位、「日本選手権リード競技大会」2位、

2018年3月11日時点の日本スピードランキング2位と日本でメダルにもっとも近い男子選手です。

ずば抜けた身体能力で、登りを見ているとものすごく簡単なコースなのではないかと

観客が錯覚してしまうほどです。

2016年に行われた世界選手権で日本男子初の優勝を飾るなど大舞台に強く、スター性を感じます。

 

【東京オリンピック日本代表候補・注目男子選手3/4】

■緒方 良行(オガタ ヨシユキ)

1998年2月4日生まれ

東京オリンピック開催時:22歳

 

上記二人に肩を並べる勢いなのが緒方良行選手。

ユース時代ではユースボルダリング世界選手権で堂々の1位、大人に混じった大会でも好成績を残す若手選手の一人です。

東京オリンピックが開催される2年後までに国際大会などの経験を積み、

さらに成長すれば代表選手への道が見えてきます。

 

【東京オリンピック日本代表候補・注目男子選手4/4】

■原田 海(ハラダ カイ)

1999年3月10日生まれ

東京オリンピック開催時:21歳

 

緒方選手と同様に若手クライマーの中で注目選手の一人です。

「ボルダリングジャパンカップ」では4位、

そして公式な大会ではないですが3月に行われた「TNFC2018」では優勝するなど、

着実に力をつけてきています。

 

【東京オリンピック日本代表候補・注目女子選手1/4】

■野口 啓代(ノグチ アキヨ)

1989年5月30日生まれ

東京オリンピック開催時:31歳

 

日本クライミング界で女王という呼び名にふさわしい、野口選手。

「ボルダリングジャパンカップ2018」では11度目の優勝、国際大会でも数々の優勝を手にしたことある

選手です。

東京オリンピック開催時には31歳とベテランと言われる年齢になりますが、今までに培った経験値、

数々の大きな大会でプレッシャーをはねのけてきたその強靭なメンタルが、

オリンピックという大きな舞台でも発揮されるでしょう。

 

【東京オリンピック日本代表候補・注目女子選手2/4】

■野中 生萌(ノナカ ミホウ)

1997年5月21日生まれ

東京オリンピック開催時:23歳

 

男子顔負けのパワフルな登りが魅力の女子選手。

20歳という若さで、国際大会の経験が数多くあり、国内・国外問わず入賞や優勝経験があります。

国内の大会では好成績だが、国際大会では成績が出せない若手選手が多い中、世界の強豪選手を相手に

戦える実力を持った選手です。

そして、東京オリンピックでも23歳と十分に若く、その4年後にも期待ができると言えるでしょう。

 

【東京オリンピック日本代表候補・注目女子選手3/4】

■伊藤 ふたば(イトウ フタバ)

2002年4月25日生まれ

東京オリンピック開催時:18歳

 

ユース世代でもっとも注目されている女子選手です。

2017年ボルダリングジャパンカップでは史上最年少での優勝、世界ユース選手権ではボルダリング1位

リードでは3位と国内、国際大会どちらも好成績です。

2018年からはW杯に出場できる年齢となるので、世界の強豪選手と戦い、どのように成長していくか

注目です。

 

【東京オリンピック日本代表候補・注目女子選手4/4】

■森 秋彩(モリ アイ)

2003年9月17日生まれ

東京オリンピック開催時:16歳

 

身長154cmと小柄な女の子が日本代表としてオリンピックの舞台に立つかも知れません。

2018年2月に行われた「ボルダリングジャパンカップ」では野口選手に次いで堂々の2位、

そして同年3月に行われた「日本選手権リード競技大会」では1位。

現役女子中学生とは思えない成績です。

もし、東京オリンピックでも出場可能な年齢であればボルダリング・リードの2種目で上位を狙える

選手なのでメダルの可能性がかなり高いと言えるでしょう。

 


まとめ


 

いかがでしたでしょうか。

東京オリンピックから新種目となる「スポーツクライミング」

注目選手や注目ポイントをご紹介させていただきました。

メダル獲得へは、ボルダリング・リード・スピードのそれぞれ1種目が得意というより、

3種目の総合力が必要となってきます。

ボルダリング・リードは世界的に見てもレベルが高い日本ですが、

スピードは他の国より遅れを取っています。

ボルダリングやリードのジムは近年増加していますが、

スピード競技ができる施設が今後増えていくでしょう。

3種目共に実際に体験できるジムや施設があるので、実際に体験して見てクライミングの楽しさ、

そしてトップレベルの選手が簡単にやっているようで実は難しいことをやっているということを

肌で実感してみてください。

実際にクライミングを体験してれば2年後の東京オリンピックで、

見ていて確実に盛り上がれると思います。